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ドリップコーヒーでやりがちな5つの失敗

こんにちは。
淹れたてコーヒーのシカ野です。

「なぜかコーヒーがえぐぐなってしまう」
「なんだか味が薄い」
「お湯を注いでも粉が膨らまない…」

などなど。
程度はさまざまですが、一度は何かしらの失敗をしたことがある方も多いのではないでしょうか?

「ちゃんとやっているはずなのに、なんでうまくいかないんだろう…?」

そんなお悩みを解消するために、今回は初心者がやりがちな
ドリップコーヒーの失敗例と、失敗を防ぐ方法について解説していきます!

よくある失敗例&予防法3選

<失敗例1:味にえぐみが出てしまう>

コーヒーを飲んだとき「うわ、えぐい…」と感じたことはありませんか?
せっかくいれたコーヒーがまずいと、気分も落ち込みますよね。

なぜ、コーヒーにえぐみが出てしまうのでしょうか?
理由はいろいろありますが、ざっくり3つの原因が考えられます。

1,お湯の温度が高すぎる
2,豆が酸化している
3,最後までドリップしている

1,お湯の温度が高すぎる

コーヒーをいれるとき、グラグラに沸騰したお湯を使っていませんか?
ベストなお湯の温度は、90度以下と言われています。

90度を超えるお湯を使うと、余計な雑味まで一緒に出てしまいます。
そのため、えぐみを出さないためには、90度以下のお湯を使うようにしましょう。

特に苦味が強い深煎りタイプの豆は、さらに低い82〜85度のお湯で抽出するのがベターです。

2,豆が酸化している

豆が古く酸化している場合も、えぐみが出やすくなってしまいます。
コーヒー豆には油分が含まれているのですが、時間が経って油がにじみ出ることで、独特のえぐみになるのです。

未開封(豆タイプ):焙煎度や豆か粉かによって変わる。大体1ヶ月〜1年くらい。
未開封(粉タイプ):空気に触れやすい分、日持ちしにくい。目安は2週間くらい。
開封済み:7日以内。

美味しく飲める期限としては、こんな感じと言われています。

とはいえ、保管状況や豆の状態にもよって変わるので、できるだけ早めに飲むようにしましょう。

3,最後までドリップしている

ドリップコーヒーを入れるとき、ドリッパーの中のお湯を最後まで落としきっていませんか?
これをしてしまうと、一気にコーヒーにえぐみが出てしまいます。

ドリップしたときに表面に出る泡は、コーヒーのアクと言われています。
最後までお湯を落とし切ることで、そのアクまで落としてしまい、結果としてえぐみにつながってしまうのです。

予防法としては、ドリッパーの中にお湯が1/3ほど残っている状態で捨ててしまうこと。
そうすればえぐみは出にくくなるでしょう。

<失敗例2:味が薄い>

コーヒーを一口飲んで
「あれ、思ってたより薄いな?」と首を傾げたことはありませんか?

シカ野も昔、カフェオレを作るためにコーヒーをいれたのに、薄すぎてミルクを入れるどころじゃない。なんて経験をしたことがあります。

コーヒーが薄くなる原因としては、次の3つが考えられます。

1,豆の量が少ない(お湯の量が多い)
2,豆が好みに合っていない

1,豆の量が少ない(お湯の量が多い)

ドリップ式の場合、コーヒー一杯をいれるのに必要な豆の量は、約10gです。
「コーヒーが薄い…」と感じるときには、もしかしたら豆の量が足りないのかもしれません。

そのため、ちょっと面倒でも、慣れないうちは豆をきっちり計測して使うのがおすすめです。

2,豆が好みに合っていない

「ちゃんと分量を測っているのに薄い」
そんな時は、もしかすると選んだ豆が好みに合っていないのかもしれません。

一口にコーヒーと言っても、焙煎度や挽き方によって味は変わります。

焙煎度:深い→苦味が強い
焙煎度:浅い→酸味が強い

挽き方:細かい→味が濃く苦味が強くなる
挽き方:荒い→味が薄くマイルドな味わい

それぞれ、このような特徴があります。

「薄い」と感じるときには、
「焙煎度が深い豆(深煎り)を選ぶ」
「挽き方が荒い豆を選ぶ」
など、コーヒーの選び方を変えてみると良いでしょう。

<失敗例3:粉が膨らまない>

ドリッパーにセットしたコーヒーにお湯を注ぐと、粉がぷっくりと膨らみますよね。
しかし中には、うまく膨らまない…というケースもあります。

豆が膨らまない大きな原因となるのが、豆の鮮度です。

長期間豆を保管していたり、粉の状態でコーヒーを買った場合、鮮度が落ちてしまっている場合があります。

時間が経つとコーヒーからガスが抜け、ドリップしたときに膨らみにくくなってしまうのです。

時間だけでなく、豆が空気に触れすぎることでも鮮度は落ちるので、使いきれない豆は密閉容器で保存するようにしましょう。

まとめ

今回は、よくあるコーヒーの失敗例と、その原因について解説しました。

よくある失敗例

・味にえぐみが出てしまう
原因:1,お湯の温度が高すぎる
2,豆が酸化している
3,最後までドリップしている

・味が薄い
原因:1,豆の量が少ない(お湯の量が多い)
2,豆が好みに合っていない

・粉が膨らまない
原因:豆の鮮度が落ちている

コーヒーの失敗は、原因を知り対策をしっかりと立てることで防げます。
今回お話ししたことに気をつけて、
「失敗した…」から卒業しちゃいましょう!

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