こんにちは。
淹れたてコーヒーのシカ野です。
「自分でも美味しいコーヒーを入れたい!」
そう感じている方は、多いのではないでしょうか?
コーヒーは、コツを抑えているかどうかで、大きく味が変わるものです。
そこで今回は、簡単なのにコーヒーが美味しくなる入れ方をご紹介します!
この記事では、一般的に馴染みが深い「ドリップ式」の入れ方について解説しますね。
美味しいコーヒーの入れ方:道具編
ハンドドリップで、最低限必要な道具はこちら。
・ケトルもしくはポット
→お湯を注ぎやすいように、注ぎ口が細くなっているものを選ぶ。
・コーヒードリッパー
→そこに開いた穴が多い・小さいほど、コーヒーの味が濃くなる。
味の好みによって選ぶのがおすすめ。
・ペーパーフィルター
→持っているドリッパーにあったタイプのものを選ぶ。
ひとまずこの3点を揃えるだけでも、十分本格的なコーヒーを楽しめます。
他にも数杯分のコーヒーを一気に入れられるコーヒーサーバーなどもありますが、一杯ずつ入れる場合は用意しなくても大丈夫です。
また、ティーポットなどでも代用は可能です。
美味しいコーヒーの入れ方:3つのコツ
道具とお好みの豆が準備できたら、さっそくコーヒーを入れていきましょう。
コツとしては、次の3つを意識すればOKです。
1,水道水を使う
2,お湯の温度に気を付ける
3,蒸らし時間をしっかりとる
それぞれ詳しく説明していきます。
<1,水道水を使う>
日本の水道水は、ほとんど軟水だと言われています。
軟水とは、硬度(含まれるミネラルの割合)が100以下のものをさし、100以上のものは硬水と呼ばれます。
硬水を使うと、ミネラルによってコーヒーの成分が抽出されるのが妨げられ、十分な味や風味が出にくくなるのです。
そのため、美味しいコーヒーを入れるためには軟水を使うようにしましょう。
日本の水道水は、ちょうど良い硬度の軟水が出るので、コーヒーを入れるにはぴったりというわけですね。
これはコーヒーに限らず、緑茶や紅茶でも同じことが言えます。
「水道水は抵抗があるから、ミネラルウォーターがいい!」
という方は、硬度が100以下の軟水を選ぶようにしてくださいね。
<2,お湯の温度に気を付ける>
次に意識したいのが、お湯の温度です。
お湯は基本的に、90度くらいのものを使いましょう。
お湯の温度がぬるいと、せっかくのコーヒーの味と風味が十分に抽出されません。
また、コーヒー豆は焙煎度(どのくらいの時間、豆を焙煎したか)によって、
・深煎り
・中煎り
・浅煎り
の3つに大きく分けられます。
焙煎度によってベストなお湯の温度も違い、簡単に次のようになっています。
深煎り:お湯の温度は82℃~85℃と低め。
浅煎り:お湯の温度は82℃~90℃とやや高め。
逆に90度を超えると「えぐみ」が出る原因になってしまうので、熱すぎるお湯も使わないようにしましょう。
焙煎度の違いについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も見てみてくださいね。
(「今さら聞けない「深煎り・中煎り・浅煎り」の違い」のURL)
<3,蒸らし時間をしっかりとる>
ハンドドリップでもっとも重要と言えるのが、蒸らし作業がです。
「蒸らし」とは、少量のお湯でコーヒーの粉を蒸らすこと。
蒸らし時間を取ることで、コーヒーに含まれるガスが抜けて、お湯が浸透しやすくなります。
粉を蒸らさずに一気にお湯を注いでしまうと、味も風味も十分に出なくなるので、注意してくださいね。
美味しいコーヒーの入れ方:実践編
それでは、3つのコツをもとに、実際のコーヒーの入れ方をご紹介しましょう。
1,使う道具やカップは事前に温めておく
→お湯の温度が下がるのを防ぐ。
2,コーヒードリッパーにペーパーフィルターをセットして、コーヒーの粉を入れる
→粉の量は、一杯につき10gくらいが目安。
3,ドリッパーに粉全体を湿らすイメージでお湯を注ぐ
→「の」の字を描くイメージでお湯を注ぐ。
この時、フィルターに直にお湯をかけないように注意する。(コーヒーの味が薄くなってしまうから)
4,お湯を注いでから30〜40秒待つ
→コーヒーのガスを抜き、お湯を浸透しやすくする。
5,しっかり蒸らしたら、好みの量になるまで再びお湯を注ぐ
以上です。
こうやってみると、意外と簡単だなと思いませんか?
まとめ
今回は、自宅で簡単にできる、ドリップコーヒーの入れ方について解説しました。
準備する道具は…
・注ぎ口が細いケトルもしくはポット
・コーヒードリッパー
・ペーパーフィルター
美味しい入れ方のコツは…
・水道水(軟水)を使う
・お湯の温度に気を付ける
・蒸らし時間をしっかりとる
ちょっとしたコツを意識するだけで、コーヒーの味は格段に良くなります。
「自宅で本格的なコーヒーを楽しみたい」
「せっかくなら美味しいコーヒーを飲みたい」
という方は、ぜひ今回の内容を参考にしてくださいね。